先日、iPhone 15が発表されました。長年使われてきたLightningを廃止し、ついにUSB Type-Cになりました。
しかし、iPhone 15 (標準) とiPhone 15 Plus は、USB-2 で、Pro と Pro Max がUSB-3 ということで、「USB Type-Cにも複数種類あるの?」とか「ケーブルは何を買えばいいの?」と思った人もいると思います。
ちょっとこの辺を解説しようと思います。
USB規格は3種類ある
USB規格には、3種類あります。
- コネクタ形状の規格
- データ転送の規格
- 電源供給の規格
USBケーブルを買う際は、それぞれの規格が iPhone 15 に合ったものを選ぶ必要があります。
iPhone 15 用のUSBケーブルについて
どんなケーブルを用意すればいいか?
まずは結論。
・iPhone 15 (標準)/Plus … USB Type-CのケーブルならなんでもOK。安いやつで問題なし。
・iPhone 15 Pro/Pro Max … 転送速度 10Gbps に対応したもの。(5Gbpsのものがあるので注意)。電源は3AのものでOK
コネクタ形状の規格
USBのコネクタ形状の規格は、Type-A、Type-B、Type-C があります。
さらに、Type-A、Type-B にはミニとマイクロがあります。
ただ、コネクタ形状は、Type-A 標準とType-C の2つに収束しつつあって、他のコネクタが使われなくなっています。それに、コネクタ形状は見てすぐに違いが分かるので、他の2種類の規格に比べて分かりやすいです。
データ転送規格
USBのデータ転送規格には、USB-2とかUSB-3 などがあります。
USB-3 には、3.0、3.1、3.2 が存在し、さらに 3.1 と3.2 には Gen1 とか Gen2 がそれぞれあったりして、私もよく分かっていません。
とりあえず、USB-3には転送速度が 5Gbps、10Gbps、20Gbps の3種類があって、iPhone 15 Pro/Pro Max を買う人は、10Gbps対応のケーブルを使いましょう。5Gbpsのケーブルだと、せっかくの性能が引き出せません。
ちなみに、コネクタ形状 Type-C が出来たのが、USB-3 以降なので、iPhone 15 (標準) の USB-2 Type-C なんてものは私が知る限り今まで存在していませんでした。
電源供給の規格
USBの電源供給規格には、USB-PD 2.0 とか 3.0 とか、いろいろあって、これもデータ転送規格と同様、複雑でかなり分かりにくいです。
とりあえず、3A と 5A がありますが、iPhone 15 は 3A 。 5A には非対応のようです。
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