Stable diffusionのWeb UIといえば、Automatic1111版Web UIですね。
このAutomatic1111のVer.1.7.0がリリースされました。
ちなみに、イラストは「1girl, ponytail, automatic1111, webui」で生成したAIポニーテールです。
変わったところ
Ver.1.6.xのときは、絵柄が結構変わってしまったのですが、Ver.1.7.0ではその心配はなさそうです。
左がVer.1.6.1、右がVer.1.7.0で生成したイラストです。
多数のバグの修正の他、機能の追加や修正が行われているようです。
・SettingsタブのUI変更
・Ctrl + Enter、または Alt + Enter で生成処理を中断して新たに生成開始、は便利そう
・Ctrl + ↑/↓のバグの修正
・Intel Arc GPUのPyTorch用拡張のサポート?
・”add lora-embedding bundle system” とか “option to move prompt from top row into generation parameters” とか 、気になるけどよく分からない
他にもいろいろ修正がありますが、割愛します。
個人的に嬉しい修正
個人的には、#13178の不具合が直ったことが嬉しいです。
これで、モデルを変えるたびにWeb UIを再起動する必要がなくなりました。
Web UIの#13178は、SuperMerger側の#267と同じものです。
#13178で何が起きていたかというと・・・
モデルを階層マージする拡張機能SuperMergeに、Adjustという設定項目があります。マージモデルの書き込み量や色合いを調整できる機能です。
で、このAdjustの設定をしたモデルを使うと、その後に別のモデルを読み込んでも、前のモデルのAdjust設定が残って反映されてしまっていました。
モデルやプロンプトにもよりますが、これが結構、絵柄が変わってしまうことがあり、回避策はWeb UIの再起動でした。
今までは、モデルを変えるたびにWeb UIを再起動していましたが、Ver.1.7.0からはその必要がなくなります。
ちょっと困っていること
私はStability Matrixを使っているのですが、Stability MatrixのA1111 Web UIの更新をかけたら、ずっと更新中のまま終わらない状態が続いています。
ただ、こんな状態でも、とりあえず1.7.0で起動できるし、動作も今のところ問題ないので、しばらく様子見です。
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