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ヘッドホンの有線と無線の音質

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ヘッドホンの有線と無線の音質について解説します。

目次

まずは「いい音」について

これから、技術的背景を元に、「〇〇の方がいい音」みたいなことを書きます。
しかし、音の良し悪しは、各個人の好みによるところが大きいです。
ここで「いい音」と言ったものが、好きになれるかどうかは、個人差がありますので、その点ご了承ください。

ぶっちゃけ有線と無線、どっちが音がいいの?

まず結論ですが、有線と無線のヘッドホン、どちらが音がいいか?については、場合によります。

・オーディオ専用機器で再生するなら、有線の方が音がいいです。
・スマホやPCで再生するなら、無線の方が音がよくなる場合があります。

有線の場合

有線ヘッドホンの場合、以下のように音が鳴ります。

  1. DACが、デジタルの曲データを、アナログ信号に変換します。
  2. アンプが、アナログ信号を増幅します。
  3. ヘッドホンのドライバーユニットが、アナログ信号によって駆動して音が鳴ります。

音の良し悪しは、ヘッドホンの他に、DACとアンプが重要になります。

有線では、再生機器によって音質が変わります
・オーディオ機器は、高性能なDACとアンプを搭載しているので、音がいいです。
・スマホやPCは、安価でショボいDACとアンプなので、音が悪いです。

無線の場合

無線の場合、以下のように音が鳴ります。

  1. Bluetooth送信器が、曲データを無線ヘッドホンに送信します。このとき、データーを変換しますが、この変換方式がAACとかaptXなどコーデックと呼ばれるものです。(普通は気にしなくて大丈夫です)
  2. 無線ヘッドホンのBluetooth受信機が、信号を受信します。
  3. DACが、アナログ信号に変換します。
  4. アンプが、アナログ信号を増幅します。
  5. ヘッドホンのドライバーユニットが、アナログ信号によって駆動して音が鳴ります。

無線では、なにで再生しても音は変わりません無線ヘッドホン内蔵のDACとアンプで音が変わります。
・高価なオーディオ機器で再生しても、無線ヘッドホンがショボいと、音が悪いです。
・スマホやPCのように、安価でショボいDACとアンプの機器で再生しても、無線ヘッドホンのDACとアンプがいいものならば、音がよくなります

で、最初の結論になります。

・オーディオ専用機器で再生するなら、有線の方が音がいいです。
・スマホやPCで再生するなら、無線の方が音がよくなる場合があります。

無線ヘッドホンのDACとアンプについて

スマホやPCのDAC、アンプは、最低限のショボいものが搭載されています。
それに対し、無線ヘッドホンのDAC、アンプは、(ヘッドホンの価格によりますが)そこそこのものを搭載しています。さらに、そのヘッドホンのドライバーに最適化しているので、音がよくなります
ただし、バッテリーで駆動することや、ヘッドホンに内蔵できることが前提となるため、据え置きオーディオ機器のDAC、アンプには敵いません

無線ヘッドホンのお勧め価格帯

高いやつほど音がいいです。SonyやBose、Beatsの5~6万するやつは、音がよくてノイズキャンセリングも素晴らしい製品です。
ただ、無理して高価なものを買うのは、お勧めしません。
というのも、有線ヘッドホンは長く使えるため、高価なものを大切に使っていくのもありですが、それに対して無線ヘッドホンは、バッテリーの寿命がそれほど長くないため、有線ほど長くは使えません。

個人的には、1~2万ぐらいのものが好みです。
1万程度でもいい音を出すものはありますので、いろいろ聞き比べながら好みのものを探すのがいいと思います。

有線だと、1万以下でもいいものがありますが、無線はBluetoothやDAC、アンプなどが搭載されているため、割高になってしまいます。

お気に入りの無線ヘッドホン

お気に入りの無線ヘッドホンがあるので、少し語らせてください。

Audio technicaのATH WS660BTです。
「キレのある重低音」のキャッチコピーで発売されたものですが、その言葉の通り、低音が効いていて、かつとてもクリアな音が特徴です。
女性ボーカルのアニソンやギャルゲーソングととても相性がよく、これらの曲をとても綺麗に、かつダイナミックに再生してくれます。黒崎真音、flipside、angela、藍井エイル、LiSA、KOTOKOなどなど・・・

・音がとてもいい (個人の感想です)
・すぐれたコスパ。4~5万レベルのヘッドホンにも負けない音質
・有線でも無線でも使える
・バッテリーが約40時間もつ

・Bluetoothがマルチポイント(※1)に対応していない (マルチペアリングには対応)
・充電端子がマイクロUSBで、Type-Cでは無い

※1 Bluetoothマルチポイントとは、複数の機器に同時に接続する機能です。
マルチポイントができると、例えば「PCとスマホに繋げて、ワンタッチで切り替え」ができます。
マルチポイント非対応だと、「PCとの接続を一旦接続を切って、PCのBluetoothをOFFにしてから、スマホと接続」をしないと切り替えられず、面倒です。

Boseの無線イヤホンも持っていて、その音も気に入ってますが、このWS660BTの音の方が好きですね。
まぁヘッドホンとイヤホンを比較しても仕方ないですが💦

最後に

Ath-WS660BTは無線、有線どちらでも使えます。
スマホで聞き比べてみましたが、「ほんの少しだけ無線の方がよかった、有線も悪くない」といったレベルです。
そもそも無線の場合、音の良し悪しの他に、音が途切れやすかったり、バッテリーが切れると使えない、あとイヤホンの場合は落として紛失しやすい、などの事情もあるため、「スマホで有線」もありだと思います。


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この記事を書いた人

AIポニーテール (ポニーテールのAIイラスト) を生成しています。
SNSやNFTの販売などやってます。
マンガ、アニメ、ゲーム好き。

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