本日は11/23ですが、1995年11月23日は日本語版Windows95の発売日でした。
Windows95について、少し語りたいと思います。何分、古い事なので、間違っている点などあるかもしれませんが、そこは笑いながら指摘いただけると嬉しいです。
イラストは、「1girl, ponytail, Windows95」で生成したものです。
ちなみに、私は推定10歳なので、まだ生まれていませんでした。
https://hatra.blog/nft-freemint/ より抜粋
目次
当時のPCスペック
記憶があいまいな部分もありますが、こんな感じだったと思います。
CPU | Pentium 100MHz、120MHzがハイエンド 486 DX4 (75、90、100MHz)、Pentium (60、66MHz) がミドルエンド |
メモリ | 8MByteぐらい? 32MByteがかなりハイエンドだったと思います。 |
グラフィック | ブラウン管の15~17インチで解像度1024×768が一般的でした。 20インチはCG向けとかで、一般的ではなかったです。もの凄く重いです。 カラー液晶はまだ小さくて解像度も低く、ノートPCには使われていましたがデスクトップ向けには使われていませんでした。 シャープがTFT液晶ディスプレイを50万円ぐらいで出してましたね・・・ CPUに内蔵GPUは無く、グラボは必須でした。 1024×768でフルカラーを出すには、ハイエンドのグラボが必要でした。 |
ネットワーク | ・モデムをつないでダイヤルアップ ・10Base-T (10Mbps) でLAN接続 ・「PHSをノートPCにつなげて外でネット」も一応できた |
HDD | IDEのHDDが出ていた気がします。 SCSIもまだ結構使われていました。 容量は1GByte前後ぐらい。 |
Windows95の凄いところ
16bitのMS-DOSやWindows3.1と比べて、32bitになって大幅に進化しました。
ただ、MS-DOS知らない人に、「MS-DOSよりもこんなに凄かったんだ」と言っても、伝わんないですよね💦
簡単に流します。
- コンベンショナルメモリを気にしなくてもよくなった。
- PCIのPlug & Playに対応し、ドライバやIRQをconfig.sysに手動で記載する必要がなくなった。
- この後、「IRQって何ですか?」というエンジニアが大量に生まれてしまう・・・
- プリエンティブなマルチタスク
- Windows3.1では、印刷するとフリーズ状態になり、印刷終了まで何もできなかった。Windows95では、印刷中も普通に他の処理ができるようになった。
- Windows3.1では完全なイベントドリブンで、アプリはリソースをOSに返すように作る必要がありました。Windows95では、タスクスイッチが自動で行われるし、プロセスに32bitの仮想メモリ空間が割り当てられるし、アプリの開発が楽になって、実行の安定性も向上しました。
- Windows3.1からUIが一新され、見た目も使い勝手も大幅に向上した。
- アイコンやウィンドウが立体的なデザインになり、カッコよくなった
- Win3.1のプログラムマネージャーより、Win95のスタートメニューは分かりやすくて使いやすい
今では当然だけどWindows95ではできなかったこと
Windows95は、当時のPC向けOSとしては画期的でしたが、今のさらに進化したWindowsと比べれば、当然、劣る点も多くあります。
- IEが標準で入ってなかった
- Windows Plusという有料の拡張パックに入っていた
- OSR2から標準になった気がします。
- ZIPファイルの圧縮/解凍ができなかった
- lhaやzipに対応した圧縮/解凍アプリが流行りました
- ファイルシステムがFAT16で、HDDは2GByteまでしか使えなかった。
- FAT32はOSR2からだった気がします
- Windows Updateが無かった
- Dirext Xは、フルスクリーンでしか使えなかった
- ウィンドウでDirext Xとか、Dirext Xを使ったアプリを複数起動とか、できなかった
- 不安定だった
- Windows3.1より改善されましたが、それでもよく落ちたし、データーが消えました
最後に
Windows 95は、当時のPC用OSとしては画期的なものでしたが、今、その詳細を知ったところで、何かの役に立つわけではありません。
エンターテインメントとして、「昔ってこんなのだったの?!」と楽しんでください。
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